塩島のWEB管理人のつれづれ 山梨のブドウ栽培農家たより
ぶどう、キウイ、タケノコを栽培と通信販売する家族経営の農家です。園主が為す秋冬の山仕事による薪販売もご愛顧ください。
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降っています、強く降っています。
待望のお湿り、加えて、心置きなく家で寛ぐことができる大義名分の雨。
天に感謝です。

2月中旬にぶどう休眠期の薬剤散布を終えた後、やはり、ぶどうの木の粗皮剥きを水で為した方がいいな、思いなおして実施。
高圧ポンプ使用故、轟音とその圧力で、振り回されそうになったり、風向きによっては水をかぶったり、激しい飛沫で先が見えなかったり・・・。
鉄砲噴口の名前の通り、機関銃のようです。
7日間 10,000㍑使用。 3月1日に終え安堵しました。

3月は竹林作業です。
今日のお湿りでタケノコが目覚めてくれるよいのですが。
余りの乾燥続きでしたので、どうなるのか分かりません。
明日の夜は雪が降るとか、。

部屋の中で寒さを感じ、俄かにアップルパイを食べたくなり作ってしまいました。

シナモンとナツメグの匂い、幸せです。
まさに天に感謝して頂きます、ありがとう。

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お昼にテレビを見ていたらお米の価格のことを言い合っていました。
昨年の夏あたりからお米の店頭小売価格が上がってきています。
我が家では少しばかりですが田圃があるので稲栽培もしています。
自家消費分のみでは余剰があるので販売もしています。
そして、万一の災害に備えて、備蓄もしています。
備蓄をした分は何も災害が無ければ当然残りますので翌年に販売します。
栽培年をきちんと記して、混ぜることは一切していません。

さて、今のお米の価格が高いのか、安いのか、以下に農家の現実を記しますのでご興味がありましたらご一読くださり、ご判断の一かけらにして頂けたらと思います。

農作物はどんな種類であれ、1反当たりの売り上げ金額の最低ラインは300,000円。
これを下回っては生活は厳しいです。
1反とは 300坪、10アール

一人当たりの経営耕地面積は山梨県の場合、5反ほどの数字が出ています。
一人当たりの農業産出額は山梨県の場合 350万円ほどの数字が出ています。
(https://local-sdgs.info/ のページ参照)
この数字から算出すると一人、1反70万円です。

収穫直後に籾を穀物商に売り渡した場合1反70,000円にしかならない、という声が現実です。

以下は白米にした小売り価格について記します。

籾 1反の収穫量 450kgから600kgと云われています。
白米に精米しますと7割ほどになります。
金額に消費税は含まれていません。

1反で籾450kg×0.7=白米315kg
1反で白米315kg
10kg  3,000円の場合  94,500円
10kg  4,000円の場合 126,000円
10kg  5,000円の場合 157,500円
10kg  6,000円の場合 189,000円
10kg  7,000円の場合 220,500円
10kg  8,000円の場合 252,000円
10kg  9,000円の場合 283,500円
10kg   10,000円の場合 315,000円

よしんば、600kgの籾が収穫できた場合 非現実的。
1反で600kg×0.7=白米420kg
1反で白米420kg
10kg  3,000円の場合 126,000円
10kg  4,000円の場合 168,000円
10kg  5,000円の場合 210,000円
10kg  6,000円の場合 252,000円
10kg  7,000円の場合 294,500円
10kg  8,000円の場合 336,000円
10kg  9,000円の場合 378,000円
10kg   10,000円の場合 420,000円

上記の中間の数字 500kg
1反で籾500kg×0.7=白米350kg
1反で白米350kg
10kg  3,000円の場合 105,000円
10kg  4,000円の場合 140,000円
10kg  5,000円の場合 175,000円
10kg  6,000円の場合 210,000円
10kg  7,000円の場合 245,000円
10kg  8,000円の場合 280,000円
10kg  9,000円の場合 315,000円
10kg   10,000円の場合 350,000円

上記の金額から
種籾代金 10,000円前後
肥料代金 50,000円前後
薬剤代金 30,000円ほど
この他に機械を使いますので燃料費。
機械はトラクター 播種機 コンバイン 籾乾燥機 管理機。
精米費用、出荷の梱包資材費もあります。
以上を差し引きしてみてください。

耕運、直播、雑草・稗の除去、稲生育の観察と手入れ、水の管理、稲刈り、籾の乾燥と保管 稲藁の片付け等人件費は全く含まれていません。
機械は消耗します、その費用もありますが記してありません。
稗抜き作業には最低30時間は費やします。

今の小売価格(5kg 4,000円)  10kg 8,000円ほどが高いのか安いのか。
農家の者の立場では当然の価格かと思います。
儲けなぞなく、田を維持する程度の金額です。

今の店頭価格は決して高いのではありません、生産者にわたるべき当然の価格です。
今の米価はお金大好きな輩が吊り上げて、手にしているのが実際なのだと思います。
小豆相場ではあるまいに、お米を先物取引、投機目的で買い占めている輩が操作している価格かと思います。

減反政策がなくなったと思ったら、飼料米を作る農家には1反100,000円の補助金を出す、との政策で、我も我もと手を挙げる者が多すぎて、結局、集約型農業を為す人の処に飼料米栽培が割り当てられたと聞きます。
補助金を出すという発想は根っこが間違っている。
目の前に人参をぶら提げられて釣られる農家の人があるだろうか?
我先に手を挙げるのは農家にあらず、農業法人経営者に外ならない。
精一杯、田畑を護り続けている者をなめたらいかん。
エエカゲンニシイヤ。いずれ天罰が下るで。

我が家では飼料米栽培の考えは以前も今もありませんので致しません。
食用のみの一毛田です。少しではありますが販売しています。
宜しかったら丁寧に育てたお米をどうぞ。
農家が直接販売するお米 令和6年産白米

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前回の更新からまた日が経ってしまいました。
昨日お昼前に庭木の剪定を終えました。
今年は2週間にわたっての作業となりました。
その間には酷く寒い日、風が強かった日、洗濯機が壊れた後の手当て、お米の出荷作業等等、終日剪定が出来た日は2日だけでした。
これでは2週間も経過します。
(毎年8日ほどで終えることが出来る作業ですもの。)

さて、ご多分に漏れず、今日は強風が吹き荒れています。
家事の日としました。
山梨県内で無農薬で栽培したという八朔を頂きました。
これは貴重な果実です。
皮で甘煮を作り、実は果汁にします。



10個の八朔です。
皮は3回、茹で零しました。
実はじょう嚢を取り除くのが手間でした。


10個からできたのは700mlほどの果汁です。



こちらは砂糖で甘煮です。



はい、愉しみに頂くことが出来る八朔の果汁と甘煮です。


今月、これからの作業予定は
葡萄休眠期の薬剤散布があります。
そして、竹林作業。

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乾燥した日が続いています。
葡萄剪定、キウイ剪定、田圃、葡萄畑の管理機
これらの作業を終えることが出来ました。

いつもの年ですと、庭木の剪定も終えているのですが、今年はこれから。
気が進まずです。

2025年もひと月経過。
早いです。

2月の予定
● 庭木の剪定
● 葡萄休眠期の薬剤散布
● 竹林にて古い竹の伐採
● 田圃、葡萄畑、キウイ畑の除草管理


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いつもの年より9日遅れでの剪定開始です。
雪が降る前に無駄な蔓は除去したい。
万一の雪に備えて最も面積の広い園、棚の真ん中の蔓から始めました。
エンジン音のない作業故、音楽を聴きながら出来ることが幸せです。

今年は秋の気温が高かっのでウィンクは黄葉です。

ウィンクはまだ葉がありますので後日に剪定します。
本日、田圃、火炎照射作業終了。
11月14日に開始して本日お昼前まで。
24日間の内、17日出向き、65時間費やしました。
使った灯油は240リットル。
田圃の面積は600坪。
従事時間対効果
費用対効果
これらはの結果は来年の稲作時に判ります。

午後
施肥済みの葡萄畑で管理機ガラガラ。
除草と肥料が土に混ざりますように・・・。

粗切り剪定をした方が良い時期となってきました。
管理機作業後です。
やっとこの田圃を終えました。



別田圃に移動して、開始。
画像は逆光になってしまう場所なので撮影しません。
この田圃の三分の一の面積です。
少しだけ当初に焼きましたので10時間ほどで完了予定です。
それにしてもこの作業は大きな見込み違いでした。
時間と燃料共に2倍以上となっています。
果たして、来年の稲栽培時、稗の数が減っているか・・・。
全く何の保証もない作業です。
亡霊に去ってもらいたくて。
効果のほど天の神様に委ねます。

火炎放射でしたら、火を点ければ燃え広がっていきますが、火炎照射ですから、じっと炎を当て続ける。
誰もしません、当たり前のことです。

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